TOPへ

健康診断で引っかかった

健康診断で「要再検査」と指摘された方へ

健康診断健康診断の結果に「要再検査」や「要精密検査」などの項目が含まれていたにもかかわらず、忙しさを理由に受診を後回しにしてしまう方も少なくありません。しかし、こうした指摘を放置してしまうと、体調の悪化や重大な疾患の進行、合併症の発症に繋がるリスクがあります。
健康診断で示された「要経過観察」「要再検査」「要精密検査」「要治療」といった通知は、健康を守るための重要なサインです。診断結果をしっかりと受け止め、早期対応によって健康の維持・改善に役立てましょう。

再検査は受けるべきか?

再検査は義務ではありませんが、病気の兆候を見逃さずに早期発見・早期治療に繋げるための大切な機会です。再検査の結果、特に異常が見つからなかった場合でも、安心して日常生活を送るための判断材料になります。
当院では、患者さまとご相談しながら、必要に応じて再検査や精密検査を実施しております。検査結果に不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

健康診断で指摘される項目と疾患リスク

健康診断では各項目の数値から、将来的な疾患リスクを判断しています。ここでは、よく指摘される検査項目と、それぞれに関連する疾患や健康への影響について解説します。

eGFRの低下、蛋白尿(CKD;慢性腎臓病)

CKDの初期は自覚症状がほとんどないため、気づいたときには進行していた…ということも少なくありません。健康診断で「尿検査の異常(蛋白尿・血尿)」や「腎機能の低下(eGFR<60)」を指摘されたら、早めに医療機関を受診しましょう。

CKDはこちら

血圧の上昇(高血圧症)

収縮期血圧(最高)または拡張期血圧(最低)のいずれかが基準値を超えていると、高血圧と診断されます。高血圧は血管に過度な圧力が加わる状態が続くことで、動脈硬化、脳梗塞、脳出血など重大な疾患の引き金になります。
なお、病院での測定時に緊張などで一時的に血圧が上がる「白衣高血圧」と呼ばれる現象もあり、自宅での測定値が正常であれば、治療の必要がないケースもあります。

高血圧はこちら

HbA1c・血糖値(糖尿病)

血糖値およびHbA1cの数値は、糖尿病のリスクを評価するうえで重要な指標です。HbA1cは過去1~2ヶ月の血糖状態を反映する値であり、糖尿病の診断にも活用されます。
血糖値が常に高い状態が続くと、血管に大きなダメージが加わり、脳卒中や心筋梗塞のほか、網膜障害による失明、腎機能障害、足の壊疽といった深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。特に腎機能の低下が進行すると、人工透析が必要となることもあります。糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がないため、健診で異常があれば早めに医療機関を受診しましょう。

糖尿病はこちら

コレステロール値の異常(脂質異常症)

血液中のLDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪、HDL(善玉)コレステロールの値は、動脈硬化の進行度を把握するうえで重要です。LDLが高すぎたりHDLが少なすぎたりすると、動脈硬化のリスクが高まります。
数値の改善には、食生活や運動習慣の見直しが有効ですが、場合によっては薬物療法が必要です。バランスの取れた生活習慣を心がけることで、疾患の発症リスクを下げることができます。

脂質異常症はこちら

尿酸値の上昇(高尿酸血症・痛風)

尿酸値が高くなると、痛風発作や尿路結石を発症するリスクが高まります。また、心筋梗塞などの心疾患との関連も指摘されています。プリン体を多く含む食品や飲酒(特にビール)の摂り過ぎが原因となることが多く、食生活の見直しや適度な運動が尿酸値のコントロールに役立ちます。

高尿酸血症はこちら

メタボリックシンドローム

血圧、血糖、脂質の数値、さらに腹囲の測定結果を総合的に評価し、「メタボ該当」「予備軍」「非該当」などに分類されます。内臓脂肪の蓄積によって生活習慣病が進行し、やがて動脈硬化を経て心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす恐れがあります。該当や予備軍と診断された場合は、積極的な生活改善を行いましょう。

メタボリックシンドロームはこちら

肝機能異常(肝臓の数値)

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ALP、ビリルビンなどの数値が基準を上回ると、肝機能障害の可能性が疑われます。主な原因は飲酒や不規則な生活習慣ですが、ウイルス性肝炎(B型・C型)などの病気が隠れている場合もあります。異常を指摘された際は、検査を受けるようにしましょう。

脂肪性肝疾患(MASLD)はこちら

貧血

赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値から貧血の有無を判断します。貧血は鉄分の不足だけでなく、消化管からの出血や女性特有の疾患が原因となる場合もあります。また、造血機能そのものに異常があるケースもあります。健診で貧血を指摘された際には、必要に応じて原因の特定と適切な治療が行われます。

貧血はこちら

心電図異常

心電図検査では、不整脈や心筋梗塞、狭心症など、心臓の電気的な異常を波形として確認します。心電図に異常が見つかった場合は、重篤な心疾患が隠れている可能性もあるため、早急に専門の医療機関で精密検査を受けましょう。

甲状腺の腫れ・しこり

甲状腺は首の前面にある臓器で、体の代謝を調整する甲状腺ホルモンを分泌しています。健康診断で腫れやしこりが確認された場合は、何らかの疾患が隠れている可能性があります。甲状腺ホルモン(TSH、FT3、FT4)は通常の健診項目には含まれていません、
甲状腺の異常が見つかった方、気になる症状がある方はご相談ください。